植物療法  研究トピックス
No. 7 飲んでも塗ってもお肌の傷の修復、創傷治癒にはやはりカレンデュラ!
〜コラーゲンの主要成分、ヒドロキシプロリン増加、外傷部位の上皮化も促進〜
 

鮮やかな黄橙色で美しく咲くカレンデュラの花は、古くから傷ついた皮膚を癒してくれるハーブとして好まれてきた。

本研究では、カレンデュラの花エキスが、ラットの外傷の治癒にどのくらい効果を発揮するかどうかについて調べている。効果の度合いは、外傷部位の上皮化に要する日数と外傷部位がどのくらい修復しているかによって検討した。そして、創傷治癒時に増殖する肉芽組織中のコラーゲンの主要成分であるヒドロキシプロリンと、粘液中に含まれ、傷の修復に関連しているとされるヘキソサミンの量についても調べた。

外傷を受けた後、カレンデュラの花エキスで処理したグループとしない対照グループに分かれて、8日後の状態で比較した。処理したグループはカレンデュラエキスの内服、またはカレンデュラエキスの外用を施した。

その結果、カレンデュラグループでは、内服でも外用でも、外傷部の90.0%が修復したが、対照グループでは修復率は51.1%にとどまった。外傷部位の上皮化では、対照グループでは17日を要したが、カレンデュラを20mg/kg、または100 mg/kg用いたグループでは各々14日、13日に短縮された。また、ヒドロキシプロリン、ヘキソサミンはカレンデュラグループで顕著に増大した。

これらの結果より、カレンデュラには内服でも外用でも、創傷治癒の効果があることが示唆された。カレンデュラといえばお肌のケアのための万能薬、カレンデュラ軟膏・・。今回紹介した研究報告は、多くの人が実感している、このカレンデュラの創傷治癒効果が飲んでも塗っても得られることを検証した一報である。

【参考】Preethi KC, Kuttan R. Wound healing activity of flower extract of Calendula officinalisJ Basic Clin Physiol Pharmacol. 2009;20(1):73-79.

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