2022年年頭のご挨拶
立春も過ぎ、雨水を迎え、ここ横浜日吉のヴィヴォの家の近くでも梅が咲き、春めいてきました。
私はどの季節も好きですが、春は特にワクワクします。
レターをお読みいただいている皆さんには、春が来るたびにお伝えしている二つの詩があります。今日はリルケの詩を記します。
おののくに先立ちて ひたすらに聴き入りて
静かなり沈黙の中に吾は繁りて
あまたなる梢もて 花咲かんとす
ものみなとリズムなして 舞い狂い 歌わんがため
・・春、新しい生の誕生の詩。
未知への不安よりも、培った自信とこれからへの期待が何千倍も大きい。これからの生の展開に健やかな幸せ、明るい未来があることを予感させ、そのために大切なことを示唆してくれます。
2022年が始まり、新しい一年の計画をざっくり考えてみました。
ここ2年ほど、私の故郷である山梨でのお仕事をしています。昨年も力を入れていた、やまなし水源地ブランド「みずともり」のプロジェクトでは、この春に初めての商品がデビューしました。都市部と水源地の村を結び、生き物、自然にとても大切な水や森の恵みを活かして健やかさを育てるプロジェクトです。
日本の山、富士山を讃え、水清く、緑豊かな山梨の町村を拠点に、南アルプスの麓、早川町の杉、東京への水、多摩川の源流のある丹波山村、富士山の麓、鳴沢村のシラベ・・。山梨のことは山梨だけのことでなく、日本のこと、そして地球のことでもあると思います。
新しい一年は、豊かな自然やそこで生まれる文化が、私たちの健やかさの源であることを、さらにリアリティを持って味わい、力にしていただけるようプランを練っています。
そして、新年度のトトラボ植物療法の学校では、新しい講座をふつふつとやりたくなり一年に振り分けました。植物の生長すばらしい前期には、植物に触れ、実感ある理解を得られる講座を意識してご用意しました。後期には、深く思考する、学びをより大切に、講座を用意したいと考えています。植物化学を、科学的に、量子的(電子的)に理解する講座の必要性を感じていて、準備できたらと思っています。
今日は穏やかな美しい春の日です。これからの一年もよろしくお願いいたします。
光輝く美しい時間をみなさんとともにできますように。
Shio
令和4年2月27日
株式会社トトラボ代表
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